VPSのディスク容量が満杯になると、システムが非常に遅くなったり、完全に停止したりする可能性があります。パフォーマンスと安定性を確保するためには、定期的にディスク容量を確認し、不要なデータを削除することが重要です。この記事では、原因の特定と解決策をご紹介します。
VPSでディスク容量がいっぱいになる主な原因
1. Webサーバーのログファイル
ApacheまたはLitespeedのログが蓄積されて、ディスクを圧迫することがあります。
-
Apacheログ:
/var/log/httpd/domain/
-
Litespeedログ:
/var/log/lsws/logs/
2. メールキューのフォルダ/var/spool/exim/input/
に保存される送信待ちメールが、管理されていないと容量を大量に消費します。
3. バックアップファイル
特にDirectAdminを使用している場合、/home/admin/admin_backups/
にバックアップが保存されます。定期的に削除しないと、ディスクを圧迫します。
4. /homeディレクトリ内のWebサイトデータ
Webサイトのコードやデータが /home
に保存されており、適切に管理されていないと容量不足になります。
VPSのディスク容量不足を解消する手順
ステップ1:ディスク使用状況の確認
ツールで各パーティションの総容量、使用中、空き容量を確認します。
ステップ2:大きなフォルダを特定/var
や/home
など、容量を多く使っているディレクトリを調べ、詳細を確認します。
ステップ3:ログファイルの削除または初期化
ログファイルの中身を空にすることで容量を開放できます。不要であれば、削除も可能です。
ステップ4:メールキューの削除/var/spool/exim/input/
の容量を確認し、必要に応じて中身を削除します。
ステップ5:不要なバックアップファイルの削除
DirectAdminの場合、/home/admin/admin_backups/
から古いバックアップを削除します。
他のシステムでもバックアップの保存先を見つけて不要なファイルを削除しましょう。
ステップ6:/home内の不要データを削除
FTPまたはSSHで必要なファイルをダウンロードし、VPSから削除します。
すべてのデータが重要で削除できない場合は、ディスク容量のアップグレードを検討しましょう。
結論
VPSのディスク容量が満杯になると、Webサービスの運用に深刻な影響を及ぼします。定期的に確認し、不要なデータを整理することで、安定した運用が可能になります。
さらにサポートが必要な場合は、https://upnet.com.vn にお問い合わせください。24時間体制でサポートしています。